第一回 ROBOT PILL


第一回目は「ロボット×医療」をテーマとしたロボット、「ROBOT PILL」についての紹介です。
私たちに近い未来接する機会があるかもしれないロボットについてのことなので、みなさんにも一度目を通して頂き、
ロボットが医療現場でどう在るべきか、一度考えてもらえる機会となれば幸いです。  



■ROBOT PILLとは?
 ROBOT PILL とは、現在研究・開発がすすんでいるロボットです。
今私達が飲んでいる錠剤、またはそれよりさらに小型のロボットで、体外で医師らが操作する遠隔操作型のロボットになっています。
 実は、同じような型のものがすでに医療現場の” 検査” の領域で活躍しています。それがカプセル内視鏡です。
これは飲み込んだロボットが、私達が食べ物を食べて消化していくのと同じ経路を辿り、異常がないかどうか確かめるというものなのですが、
従来の口からチューブを挿入する方法(右図参照) よりも断然患者の体への負担が少ない(低侵襲) というメリットがあります。
 
 
 
 

■治療の領域においての応用について
 カプセル内視鏡を治療領域へ応用させようと開発されているのがROBOT PILLです。
人の手で手術出来るなら、そちらでもいいのではないか?と思われるかもしれませんが、手術は体を切り開いてしまうため、
私達が考えている以上に体に負担がかかります。飲み込んだロボットが、カプセルから出ている”Legs” を使って体の中で腫瘍などを切除し、
薬を直接投与する(右図参照)ので、これほど低侵襲な方法はないのです。
  
 
■問題点
 ROBOT PILL に限らずロボットは多くの部品からなり、複雑な構造をしています。
ひとつでも調子の悪いものがあれば暴走してしまう可能性を否定出来ません。
 ましてやROBOT PILL は産業用ロボットとは違い、人間の体の中に入るものですから、少しのミスも許されません。
どこまで自律制御をさせるかや、万が一の対処をどうするかなど、まだ解決しなければいけない問題点があるのも事実です。
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