概要
このページは,銅板とPカッターのみで基板を製作する方法を紹介します.
この方法は1枚だけ基板をつくるといった場合には有効ですが,
複数枚作らなければならない場合には時間と労力がかかり過ぎるためおすすめできません.
基板が複数必要な場合には感光基板を利用する方法か,アイロンプリントで基板を作る方法がおすすめです.
準備する物
- 銅板(紙フェノール,1.6t×150×100mm)
- 定規
- カッター
- Pカッター
- ピンバイス
- ドリル刃(3.0mm,2.5mm,1.2mm,0.8mm)
- 油性ペン
- きり
- スティックのり
- はさみ
手順
- 基板図をA4で印刷する.
- 印刷した基板図のいらない部分をはさみで切りとる.
- 銅板の銅箔面(テカっている方)に基板図をスティックのりで貼り付ける.
- きりで穴の位置にしるしをつける.(傷をつける.)
- カッターで定規を用いて黒い線をなぞる.
- 紙を丁寧にはずす.
- 基板を水で洗い,乾いたタオルでふく.
- きりやカッターの傷をサインペンでなぞる.
- カッターでつけた傷の上をPカッターでもう一度なぞり,深い溝にする.
- ピンバイスで穴を開ける.
- Pカッターでかどっこの三角の部分や長方形の部分,前方のへこんでいる部分を切り取る.
- ★完成★
注意する事
- 基板にしるし(傷)を入れるときは必ず定規を使いましょう><
DRPメンバーも何度かこの方法で基板を作りましたが,定規を使わずに
作ってしまうと残念な仕上がりになります.
- 油性ペンでのしるし入れをおこたると,Pカッターで掘る場所を間違ってしまうので,
面倒に思われてもしておいた方がいいです><
- 上手に仕上げるこつは丁寧に作ることと,Pカッターでしっかりみぞを掘ることです.
テスターで導通チェックを行うほうがいいです.
- 手順11で切り落とした長方形の基板(2枚)は,はんだ付け練習基板としてお使いください.
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