第3回 久世大輔

 第3回の今回は機体班班長の久世大輔です。機体班はその名の通りロボットの機体を作る班です。新班長になってからまだまだ日も浅いですが、そんな班長の心の内を探ってみました。



1.まずROBO+に入るにあたって機体班を選んだ理由を教えてください。


 ロボットはもともと好きでした。でも最初、大学に入ってからはサークルには入らないで勉強に集中ようと思っていました。親にはサークル入らないと友達できないよって言われたんです。友達はできなくても別にいいやーって思ってたんですけど結局入っちゃいました。機械研(機械研究会)とこのプロジェクトで迷って結局こっちを選びました。プログラミングもやってみたかったですし。
 班を選ぶうえで制御班でもいいと思っていました。だから今機体班にいるのは最初に新入生行う相撲ロボット作りの人数合わせというのもあります。学科も機械系ですし。機械系に入ったのはものを作るのが好きだったからです。工作とか好きです。小学生の時には親に牛乳パックをためてもらって当てもなく工作していました。ビニールテープを使って水漏れを防ごうとしたり。まぁすぐ捨てられましたけどね。塾に入ってからは忙しくて工作はあまりしていませんでした。でも大学に入ってからはやっぱりものを作りたいと思ったんです。


2.NHK大学ロボコンへの出場を目指すことに対してどう思いますか?


 ドキドキとわくわくです。これからどれだけ時間を費やさなければいけないんだろうというドキドキと、新しい未知の領域に挑戦できるというわくわく感。もともとNHK大学ロボコンの存在は知っていました。そのロボットがどうやって作られているんだろうとは思っていました。でも別にすごいとは思っていませんでした。自分がロボットについてあまり詳しくなかったから、こんな簡単なことのなにが難しいんだろうと思っていました。でも今となってはその難しさがわかります。簡単な動き1つをさせるのにも時間と労力をかけないといけません。しかも今回の課題は難しいから本当にできるのかなっていう気持ちは正直あります。でもやれるところまでやってみたいです。自分の力を試してみたいし、チームだから自分たちがどこまでいけるかも見てみたい気持ちがあります。またレスキューロボットコンテストは出場チームが少なく、フィールドも小さくやることも決まっています。でもNHK大学ロボコンは機構が大きく、出場チームも多いから楽しみです。


3.技術的なこと以外で今回の課題を機体班的にどのように対策していきたいですか?


 初めて大きな物を作ります。レスコンは高さの低い機体しか扱っていませんでした。ただ今回の競技では機体が高くなります。機体が低いレスコンではその低さのため、重心については考えらていませんでした。でも今回は高さがあるためロボットの重心を考えないといけないんです。またレスコンの時は自動ロボットを動かしていませんでした。ロボットの足回りについてもレスコンではあまり考えられていませんでした。でもNHK大学ロボコンではこれら全てが必要なんです。今まであまり考えられていなかったことや、レスコンに出場したことによって気付いたこと全てを詰め込んでいかなければいけないです。また自動ロボットを作るときには制御ともどんどん話し合っていかなければいけません。だから今まで以上に広い視野を持って設計し、時間もかけて吟味していかなければいけないです。
 これから具体的に話が進んでいくと問題が発生していくと思います。だからその都度問題を潰していかなければいけない。ただ潰すという解決方法だと別の問題も発生すると思います。だからやっぱり時間をかけることが大切になると思います。ただ時間は限られてきます。だから効率よく解決していくことも重要ですね。


4.機体班をどのようにまとめていきたいですか?


 自分が考えるリーダー像はみんなを引っ張っていける人。それが理想です。でもあまり自分がそうなれるとは思いません。だから引っ張るのではなく、みんなと同じ目線に立って一緒に考え、頑張っていくことが自分に出来ることだと思います。自分のやれることをやります。機体班にはチームリーダーの田中先輩がいるのでリーダーとしての役割は少なくなるかもしれません。ただやることはやりたいと思います。
 まだ設計も始まっていませんし、正直班長としての実感が湧いていません。これから班長としての壁にぶつかっていくのだと思います。ひとまずはみんな一緒に頑張ろう!


5.今の機体班に必要なことはなんでしょう?


 経験が足りないです。まだ大きな物を作ったことがないっていう経験の無さがこれからネックになっていくと思います。2回生はレスコンを経験していますが1回生にはその経験さえありません。『ホップ・ステップ・ジャンプ』の『ステップ』を飛ばしてしまっています。だから1回生にはフォローが必要です。2回生が持っている知識や技術をしかっりと伝達していかなければいけないです。
 また焦りも足りません。今挑戦しようとしていることはすごく大変です。他の大学はもっと進んでいるとも聞きます。焦らないと1次ビデオ審査に間に合わないです。大変なことの挑戦しようとしている自覚が必要だと思います。


6.最後に目標、意気込みをお願いします。


 テレビ出たいな!



 3回生もいる中での2回生班長ということでまだまだ実感がわかない部分もあるようです。しかしそれでも班長としての仕事をしっかりとしたいという心構えが見えたと思います。ぜひメンバーと一緒に頑張るという形で機体班を引っ張っていってもらいたいですね。(加藤)
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