現在の制御班班長は中道勝久が務めていますが来年4月から班長が代わることになります。
まだ班長ではありませんがいずれ責任を持つ立場になります。そこで今回は次期班長の大野陽史にインタビューを行いました。
1.まずROBO+に入るにあたって制御班を選んだ理由を教えてください。
もともとロボットに興味はありました。ただガンダムとか人型のロボットが好きだったわけではありません。それよりも人間が出来ない精密な動作をするロボットが面白いと思っていました。逆に人間っぽくないやつです。大学に入学したころは運動系のサークルばかり見て回っていました。最初は陸上サークルに入っていたんです。でも運動は中高でしていました。だから違うことをしてもいいかなと思いました。このサークルのことはもともと全然知らなかったけど、友人がこのサークルの新歓に行って一緒に入らないかと言われたのが入ったきっかけです。
制御班を選んだ理由は、所属している学科が機械系なので授業で機体班がやるようなことはやると思いました。だからここでは逆に制御のことをやろうと思いました。制御は不思議です。ただの金属が自分の指示した通り生き物みたいに動きます。それを面白いと思いました。結果的にここに入ってよかったと思っています。
2.ロボコンを目指すことに対してどう思いますか?
今までロボットの大会に出場したのはレスキューロボットコンテストと相撲ロボットコンテストだけでした。だからいままでと違って刺激になっていいと思います。
NHK大学ロボコンには漠然と出てみたいと思っていたことはありました。でも現実に出場を目指すとなるとその大変さがわかってきます。出場するということに対して簡単に考え過ぎていた部分もあったと思います。NHK大学ロボコンはレスキューロボットコンテストと違ってレベルが高いです。勉強しないといけないことはかなりたくさんあります。
もともと1回生のときは幽霊部員みたいな感じでした。だからあまり積極性に関しては言えるような立場ではないと思っています。でもロボコンで少しでも変われたらいいと思います。そのためには自分の仕事に責任を持って取り組みたいです。まず自分ができる『責任を持つ行為』は期日を守ることだと思います。自分が責任を持って仕事を期日までにやり遂げないとチームとして成り立ちません。メンバーに迷惑もかかります。ロボット作りはグループで行う作業だからです。ただ『周りに迷惑がかかるから』、『自分がやらないといけない仕事だから』仕事に責任を持つのではなく、もっと自発的なものへと意識を変えたいです。モチベーションの所在を外ではなく、自分の中にしたいです。
3.班長になるまでに準備しておきたいことはありますか?
自分の考えをわかりやすくメンバーに伝えたいです。自分が思っていることをわかりやすい具体的な言葉にする。僕はあまりそれが得意ではありません。自分の感情を表に出すことは元々苦手みたいです。さらに公の場になると自分の意思を示すのを控えてしまいます。まずはそこの意識の改善を行いたいです!
また知識を深めるためにも継続的に制御のことを勉強をしていきたいです。自分が理解していないと相手にも伝えられないですから。
4.現班長の中道さんは『縁の下の力持ち』的な班長を目指したいと言っていましたがどのような班長を目指したいですか?
3回生が引退したら今度は自分たちの代が引っ張っていくばんになります。物事を後回しにせず早め早めに決断していける班長になりたいです。早めにものを決めておいたほうがそれだけ問題点や修正点が早めに見つかります。会議はできるだけスムーズに進むようにしたいです。あらかじめ誰がどのような考えを持っているか把握していれば何も知らない状態から始めるより話の方向性が見え易いと思います。だから会議以外の時間でも他の制御班に話を聞いておきたいです。
中道先輩のが言うような縁の下の力持ち的な班長を目指したいと思っています。ただ現時点での責任の重さも、方向性の見え方も中道先輩とは違います。だから班長になって実際どのようにしていくかというのはこれから考えていくことだと思います。その立場に立ったときにわかるのかなと思います。
5.これからの制御班に必要なことはなんですか?
知識です。鳥崎先輩(前制御班班長)や城先輩(前プロジェクトリーダー)が上の代にはいますけど、自分の代からずば抜けて知識や技術のある人がいなくなります。わからないことはまず調べてすぐ聞き、間違ってもいいから思い切って発言することが必要です。だからやっぱり一番は知識ですね。レベルの高い先輩がまだいる間にできるだけのことを吸収したいです。
また全員が、特に上回生はメンバー全員が何をしているか把握して、聞かれたらわかりやすく教えてあげることを心がけることが必要だと思います。
まず速度制御をしっかりラインに沿って機体が動くように制御できるようになりたいです。
後、制御班のメンバーに一回は何か話しかけたいです。
責任というものがどういうものなのかという模索を続けながら、変わらなければいけないという気持ちが伝わってきました。変わるということはとても難しことだと思います。しかしこれから変わっていく姿を見ることがとても楽しみに思えました。(加藤)
|