今回は久しぶりの機体班です。また第一次ビデオ審査まで2週間を切り、部品の注文も一段落つきました。その背景には会計担当の努力があります。第6回は機体班、会計担当の丸山優馬にインタビューを行いました。
1.まずROBO+に入るにあたって機体班を選んだ理由を教えてください。
そもそもROBO+に入ったのは友達に誘われたということがありましたが、一番の理由は物作りが好きだったからです。プラモデルとかを作るのが好きです。模型研究会と迷いましたが、1から作れるロボットの方がいいかなと思いました。でもそれまでの物作りの経験はプラモデルを作っていた位です。思いついた時に買って作ろうかな位です。別にロボットが好きだったというわけではありません。車とかバイクが好きだったといういうのはありました。でも特別ロボットが好きだったというわけではありません。
機体班を選んだ理由は形に見える方が良かったからです。仰々しいものが好きなんです。スマートな形をしたものもかっこいいとは思いますが、ガッチガチな感じが好きです。そういう意味でも、金属の加工とかそういう方面からの物作りがいいと思いました。
またカバーされてるものよりも、歯車とか中が見える方が好きです。色々な意味でソフトよりハードです。なんせ目に見える物の方が信じやすいよ。制御みたいに見えない動きを追うより、何がどのようにかみ合って動いているかを考える方が好きなんです。
2.ロボコンを目指すことに対してどう思いますか?
自分の中では大学でロボットを作るなら、最終的に目指すとしたらここなんだろうなという大会です。とても大きな大会ですよね。ただまさか自分がいる間に目指すことになるとは思ってはいませんでしたが…。レスコン(レスキューロボットコンテスト)からいきなりそんなにステップアップするのかとは思いました。ただある程度の道筋を作っておいたら下の人も目指しやすいのかなとは思います。
実際に目指すことになって、レスコンを見ていた限り、最初は大丈夫かなということが頭に浮かびました。でも目指すこと自体はいいことだと思います。大きいものを目指すことは悪いことではないです。ただもちろん不安もあります。いきなりこんなに大きな大会に出るなんて…。今までそこまで全国的に大きな大会に出ていませんでしたし、メンバーの対応を見ていても、みんな知っているような全国区の大会に出るなんて大丈夫かなとは思います。
でもあんまり知られていない大会に出るよりも、みんなが知ってる大会に出る方が周りの人にも言えたりするしいいです。まぁ頑張るの一言に尽きます。やるからにはちゃんと本選に出場したいです。
3.自分が担当している部分について教えてください。
自分の担当はモジュールです。モジュールとは大量生産をするための統一規格のことです。作るモジュールはモーターの固定具と、速度の制御をするためのものがあります。今後残っていくものが作れるという意味では嬉しいし、残っていくものであるからこそ、ちゃんと作らないといけないと思います。今回の大会に関して言うと、『壊れにくいように』、『使いやすいように』を心がけたいです。
4.部品の注文がひと段落しましたが、会計として思うことはありますか?
ROBO+では担当者が自分の担当部分の部品の注文をそれぞれ行います。それをまとめて発注するのが会計の仕事です。制御のことはあまりわかりませんし、機体班の注文もちゃんと設計図を見ないとわかりませんが、注文する際にあまりに突拍子の無いものはさすがにその担当者に聞き直しました。正直会計は辛いです。なにも言わなくてもやってくれる人はやってくれますし、何も考えていない人は、何も考えないで注文しようとしているんだなということはわかります。ただ部品を注文するときはメンバー同士で連携をとって欲しいと思います。それぞれが欲しいものをまとめたら安くなったりする場合もあるので(角パイプとか)…。ロボットは作っているだけでいい訳ではないと思います。周りを見て行動するというのはこういう時にもしてほしいです。コミュニケーションが必要だと思いました。ロボットは個人で作るものじゃなくてみんなで作るものだから。正直、全部俺に任せるな!!
自分の成長したところと言えば、何がどこに売っていて、どういう風に注文して、またどんな部品があるかということがわかってきたことですかね。それにちゃんとした敬語がそこそこ使えるようになった気がします。
5.実際に製作を始めてどう思いましたか?またこれからどのように取り組んでいきたいですか?
まだ序盤ですが、今のところは本当に不安しかありません。ビデオ審査前にテストが被ったことも痛いです。また会計的な話にもなりますが、もっと連携が欲しかったです。テスト期間でコミュニケーションが取りづらくなってしまったことも厳しい状況を招いていると思います。ビデオ審査まで2週間を切っていますが、今のままだと光明の兆しが見えません。テスト期間が終わるのがまばらなので何とも言えませんが、みんなやってくれると信じています。とりあえずはビデオ審査までの2週間は工場にこもります。もっと時間をうまく使えればいいんですが、なかなかそれが下手なのでコツコツやっていくしかないですね。
例えば、田中先輩( ※幕僚長・第1回NHK大学ロボコンへの道参照)はリーダーシップをとっていてすごいと思います。知識とか技術もあるし、周りにもよく目をかけていると思います。でもそれを目指したからといって田中先輩になれるわけではありませんし、自分以外の誰かになりたいということは思いません。田中先輩には田中先輩の出来ることがあるし、自分には自分の出来ることがあると思います。だから自分の出来ることをしたいです。
未来の彼女に僕の動いたロボットを紹介します!!
ロボットを作る上で部品の注文が無いということはあり得ません。お金と注文を管理する会計の大変さは計り知れないと思います。また統一規格を作るということは早い仕事と責任が求められることになります。それはすなわち彼に対する期待も大きいということではないでしょうか。それに応えられるようにコツコツ頑張っていってほしいですね。(加藤)
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